対応するプラットフォーム
このセクションでは、ソフトウェア コンポーネントのバージョンと、一般的な Service Desk または資産マネージャ サーバとクライアントの前提条件について説明します。また、特定の領域の Service Desk または資産マネージャの機能を拡張するために使用できるソフトウェア アプリケーションのバージョンについても詳しく説明します。このセクションと他のセクションを参照することで、システムの技術設計を最適化できます。
- 技術仕様とアーキテクチャ ガイドライン – Service Desk および Asset Manager のアーキテクチャを詳細に説明し、拡張とパフォーマンスについての推奨事項を提示します。また、ハードウェア要件や、ポート番号などのその他の詳細技術情報も記載されています。
- Ivanti Service Desk および資産マネージャのセットアップ - Service Desk または Asset Manager システムの個別のコンポーネントの初期インストールを説明します。
- Design and configuration for a performant system – パフォーマンスを最大化するためのシステムの設計と構成、パフォーマンスの低いシステムの問題解決方法に関する推奨事項を提示します。
ソフトウェア要件については、サードパーティ製品に同梱されているマニュアルをご参照ください。
このマニュアルの各セクションでは、システムで使用される各サーバとクライアントに必要なソフトウェア コンポーネントのバージョンとシステム要件について詳細に説明しています。
少なくとも次のサーバおよびクライアント コンポーネントを使用することをお勧めします。
1 – データベース サーバ
2 – Web サーバ:Service Desk Framework (Service Desk および Asset Manager のコア アプリケーション サービス)、Ivanti Web Access (Service Desk および Asset Manager Web アプリケーションのデリバリー プラットフォーム)。
3 – アプリケーション サーバ:バックグラウンド サービス、ナレッジ管理エンジン、メール サービスなど。サービスとデータベース間の通信を処理するために、Service Desk Framework のインスタンスも含まれます。
4 – Windows クライアント: Ivanti コンソール。
5 – ブラウザ クライアント:コンピュータまたはモバイル デバイスを使用して、Web Access または Ivanti Workspaces にアクセスするための Web ブラウザ。
テスト システムについては、上記のシステムを 1 台のコンピュータに統合できますが、最低でも上記のアーキテクチャをお勧めします。大規模なシステムについては、ナレッジ管理コンポーネントを個別のサーバに配置するなど、サーバの増設を検討できます。上記のサーバまたはクライアントのいずれかを統合する場合でも、各コンポーネントの要件に対応する必要があります。
最後のセクションでは、特定の機能を拡張するために使用できる、統合製品 (電子メール システム、デスクトップ管理システム、仮想化技術など) のバージョンについて説明しています。
次のデータベース システムに対応しています。ただし、データベース システム自体が対応するプラットフォーム上で稼動していなければなりません。データベース サーバが使用するデータベース システムの要件を満たしていることを確認してください。
これよりも後のバージョンのサービス パックとホットフィックスはサポートされていますが、テストが未実施の可能性があります。これよりも後のバージョンで問題が発生した場合は、Ivanti の販売代理店にお問い合わせください。
Microsoft SQL Server
- Microsoft SQL Server 2014
- Microsoft SQL Server 2016
- Microsoft SQL Server 2017
- Microsoft SQL Server 2019
Microsoft SQL Server Express には対応していません。
Web サーバは次のサーバをホストします。
- Service Desk および資産マネージャの Web アプリケーション (Web Access、Event Manager Web など) のサーバ コンポーネント
- Service Desk Framework (一元化されたサービスとデータベース アクセスを提供するコア アプリケーション サーバ)
アプリケーション サーバは、バックグラウンド サービスやメール エンジンなどの Ivanti アプリケーション サーバ エンジンをホストします。また、Service Desk Frameworkワークをアプリケーション サーバにインストールし、パフォーマンスを改善することをお勧めします。
前提条件
Web サーバとアプリケーション サーバでは、サードパーティ製のコンポーネントが必要な場合があります。
各コンポーネントの詳細については、『技術仕様とアーキテクチャ ガイドライン』マニュアルをご参照ください。
インストールを開始する前に、次のコンポーネントが Web サーバとアプリケーション サーバにインストールされていることを確認してください。
- Windows Installer v3.1
- Microsoft .NET 4.6 Framework
- IIS (バージョンはオペレーティング システムによって異なります)
次のコンポーネントについては、適切なバージョンが存在しない場合、Service Desk または資産マネージャ インストーラによってインストールされます。
- WSE 2.0 SP3
- Crystal Reports Runtime v10
オペレーティング システム
Web サーバは、次のオペレーティング システムに対応しています。
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2016
Windows Server にインストールする前に、要求に応じて .NET 3.5 Framework 機能をインストールする必要があります。Server Manager の [ロールと機能の追加] ウィザードの [機能の選択] ページから、インストールできます。
これよりも後のバージョンのサービス パックとホットフィックスはサポートされていますが、テストが未実施の可能性があります。これよりも後のバージョンで問題が発生した場合は、Ivanti の販売代理店にお問い合わせください。
x64プラットフォームの Ivanti サーバのみがサポートされています。
対応する Windows クライアント オペレーティング システム (以下を参照) は、本番 Web サーバまたはアプリケーション サーバ プラットフォームとして使用することはできません。ただし、未対応のスタンドアロン開発環境として使用することはできます。
Windows クライアントをインストールすると、Ivanti コンソール アプリケーションを使用できます。
前提条件
インストール中には、次のコンポーネントがインストールされます。.NET Framework および WSE 2.0 などのコンポーネントについては、正しいバージョンが存在することがインストーラによって確認されます。
各コンポーネントの詳細については、『技術仕様とアーキテクチャ ガイドライン』マニュアルをご参照ください。
- Microsoft .NET 4.6 Framework
- WSE 2.0 SP3
- Windows Installer v3.1
- Crystal Reports Runtime v10
- Microsoft Data Access Components (MDAC) 2.8 SP1
オペレーティング システム
Ivanti コンソールは、次のオペレーティング システムに対応しています。
- Microsoft Windows 8.1
- Microsoft Windows 10
100% に設定された Windows 表示スケールのみがサポートされます。
特定の Service Desk および資産マネージャ アプリケーションは、Web ブラウザで実行されます。
iOS で、ファイル名にマルチバイト文字 (日本語や中国語などの文字) が含まれているファイルを、特定のデスクトップ ブラウザでダウンロードすると、ファイル名が破損します。Web Access または Ivanti Workspaces を使用する際には、ファイル名にマルチバイト文字を使用しないことをお勧めします。
Web ブラウザ
最高のパフォーマンス、セキュリティ、およびユーザー エクスペリエンスを実現するために、最新バージョンのブラウザにアップグレードすることを強くお勧めします。前のバージョンのブラウザでは一部の機能が使用できない場合があります。
対応ブラウザ:
- Microsoft Edge (IE モードではなく、統合 Chromium エンジンを使用)
- Microsoft Internet Explorer 11
- Mozilla Firefox
- Apple Safari
- Google Chrome
最新バージョンのリリースについては、Service Desk または資産マネージャ のリリース時点で、Mozilla Firefox、Apple Safari および Google Chrome でテストしています。他のバージョンも動作する可能性がありますが、テストは実施されていません。これよりも後のバージョンで問題が発生した場合は、Ivanti の販売代理店にお問い合わせください。
Ivanti One Touch を Firefox で使用するには、サード パーティ製のプラグインが必要です。Firefox の統合ログインについても、Firefox を構成して NTLM 認証を有効にする必要があります。
ブラウザを使用した Ivanti Workspaces でサポートされているモバイル デバイスの最も古いバージョン
- Android 8.0 (Chrome を使用)
- iOS 10 (Chrome または Safari を使用)
このセクションでは、Service Desk または資産マネージャと統合することで機能を拡張できるソフトウェア アプリケーションのバージョンについて、詳細に説明します。
ソフトウェア要件と設定方法については、サードパーティ製品に同梱されているマニュアルをご参照ください。
仮想化技術
Service Desk および資産マネージャは、各ベンダが主にサポートしているバージョンの Hyper-V および ESX に対応しています。
LDAP 認証
アプリケーション |
対応バージョン |
---|---|
Novell eDirectory |
9 |
Microsoft Active Directory |
2012 |
シングル サインオン サーバ
アプリケーション |
対応バージョン |
---|---|
Microsoft Active Directory |
2012 |
Novel を使用してシングル サインオンを実施するクライアントには、Novell client for Windows がインストールされていなければなりません。
リモート デスクトップ クライアント
Service Desk および資産マネージャは、各ベンダが主にサポートしているバージョンのリモート デスクトップ クライアントに対応しています。
デスクトップ管理アプリケーション
現在のところ、Service Desk または Asset Manager と Management Suite のバージョン間の互換性の詳細については、Ivanti コミュニティの「Service Desk と LDMS の統合互換性マトリックス (LDMS コネクタを介した SD データのインポート)」をご参照ください。
アプリケーション |
対応バージョン |
---|---|
Ivanti Endpoint Manager (旧称 Landesk Management Suite) |
2018.x |
Microsoft SCCM |
2007 R3 |
Novell ZENworks |
11.2 |
デスクトップ マネージャ汎用コネクタを使用すると、VNC や DameWare などの他のデスクトップ管理アプリケーションとの統合も可能です。
電子メール サーバ
受信 |
OAuth2を使用して Microsoft Office 365 (パブリック クラウド) に接続するための Microsoft Graph API |
送信 |
SMTP |
その他の統合製品
対応するプラットフォームの最新の一覧については、必ずベンダの Web サイトをご参照ください。
アプリケーション |
対応バージョン |
---|---|
Avatier (Password Central)、Event Manager |
9.5 Password Station、Password Bouncer |
Courion (PassMe)、SQL Server ストアド プロシージャによる |
8.1 PasswordCourier、ProfileCourier、Direct |
Microsoft Office |
Office 365 |
Microsoft System Center Operations Manager |
2007 R2 |
QGate Intelli-CTI |
2.10.0 |